かくざとう を ひとつ
好きなものを好きなだけ。いっつふりーだむ。好きなものほど貶したい貶し愛がデフォ。
A border violation
- 2014/04/22 (Tue) |
- 小ネタ |
- CM(0) |
- Edit |
- ▲Top
ちょっと久々にツボるキャラくらーに出会いました。
いやもうほんと、してやられました。前々から好きだなー、いいポジションだなー、でもどうせややへたれ目な軽い策士で終わるんだろ?と、思ってたんですでも。
まさかの、完 全 ぶ ら っ く 化 !!笑
日曜朝から叫んだ思わず。
何ってあれですよ、お子様の味方仮面のライダー。
・・・・まさかだよね!!まさかなんですけどね!!でも完全にうろぶちにしてやられたんだよマジで。
だって誰が朝のあのさわやかなお子様向けの時間帯のストーリーで主人公のことを思い通りにしようとするサブキャラ(ヒロインへの横恋慕をいい感じに熟成させて腐敗臭がしている)しかも一応ヒーローサイドのライダーなんだよ?が出ると思うよ。
いや前半のほうのダブルスパイになるあたりとかはさ、いい感じにこう、主人公と違って現実的な方法をとる姿として対称的でよかったんだけど、前回の、ひどかった笑
なんかもう、こーたのせい(せいではないんだけど)でまいにビンタされてからの闇っぷりひどい。あんた一回こーたのこと立ち直らせて励ましてたよね?そんな背後から狙う子にいつからなった?いやもともとそんなだったけど、えぇええ!?みたいな。
まぁもとのキャラ設定?あの二重スパイするあたりとか、会社とチームと変態博士の間でうまいこと自分だけ立ち回ろうとするところとか、まいさんとかこーたとかチームの子達だけ大丈夫なら基本ほかどうでもいいあたりとか。なんていうか基本二次元属性の病んでれ具合が、うろぶち好みだよなーと思っていて、でもさすがにそこそこ控えるやろ!ドラマやし、何よりヒーローものやし!!
とか、完全になめてましたごめんなさい。
もう、役者のかたの目の死にっぷりも大変はなまるで、これから日曜朝8:00から目が離せなさすぎる。
あ、ついでのようにコルダ無印。
柚木先輩、前半頃。キャラをつかむために書いてみた。
わたしが書くと三割増し高2病。
改めてゲームをやると、「~ぜ」って思いのほかよく言ってて、ちょっと困った。いやぁ、昔のゲームってすごいなぁ。思い返せば確か中2の時に初めてやった乙女ゲーでした。思い返せば裏表あるキャラ好きって柚木先輩の影響かもねぇ・・・・。
あのころは割と新鮮だったはずで、わたしの記憶が正しければ柚木先輩わりと人気あった・・・・はず。今だとよくある設定なんですけどね!笑
これまで短いながらに歩んできた人生は思い描いていた絵図からほとんど外れていない。それは滑稽なほど。
結局これからも同じように「外れる」ことなんてなく、―――そんなことは決して許されずに、過ぎていくのだろう。
生まれた時と今を線で結んで、そのままずっと先へ線を引けば、おおよそ「柚木梓馬」の人生の出来上がり。
確信は諦念と失望に縁どられる。葬送の場面だ。何かひとつ、自由が許されなくなっていくたびに、白い花で確信を埋めていく。楽器のことも、進路のことも、例えば恋愛だとか、そういうありふれた高校生の姿も。
そうして愉快な人生論が確立された高校三年生、思いがけずひかれた線が歪んだのだ。
コンクール。その奏者に選ばれる栄誉は学園の生徒誰もが憧れる。と、言いたいところだが、はぁ、この時期にこのタイミングで学内コンクール?ああ、ばかばかしい。と思う生徒がここに一人。有効活用するも良い手だけれど、正直煩わしい気持ちが少なからず、だ。
――――人の、他人の期待に答える続けることは、面倒で苦痛だ。
それとなく辞退するのも手だろうか。幸いなことに受験という大義名分もある。(全くもって受験で苦労する予定はないが)
そう、考えていた時に。
そいつは俺の前に現れた。
普通科の。それも素人で。
けれど逃げる気なんてさらさらないと、遠目で見た少女はやけにきらきらとしたかおでヴァイオリンケースを抱えていた。‥‥「馬鹿か?」が正直な感想。
俺のファンらしい女子生徒たちに絡まれていた時も、怯えるなり泣き出すなりすれば可愛げがあるものの、まるで頓着せず「頑張ります」なんて真顔でぬかす。
とどのつまり、口を利いてみても感想が「馬鹿だ。」に変わっただけだったのである。
――――ひかれた線の上の道筋に、想定外のコンクール選出は、有用だが諸刃の剣。やるからに柚木梓馬の歴史に恥ずべき結果を残すわけにもいかない。
ところがそこで出逢ったそいつは、人の顔色だとか評価だとか、どうだって良いらしい。
呆れを超えて、いっそ面白い。
コンクールで多少道筋が歪んだなら、どうせ高校生活も最後だ、ひとつくらい、自分の描いた絵図にないことでもしてみようか。ふと、そんな考えが頭をよぎる。
「あんまり生意気だと、苛めるからね?日野」
覚悟しなよと耳元で囁けば、茫然とするひとみ。逃げるか?それでも構わないけれど。どうせお前が言いふらしたところで二年以上かけて築いてきた俺の地位は揺るがない。
・・・・でもどうせ、逃げないんだろ?ああ、ほんと、まったく馬鹿だよ。
女子生徒に取り囲まれて威圧されていた時は欠片も揺るがなかった瞳がゆるゆると揺れる。信頼していた先輩の、こんな言葉聞きたくなかった?ああ、かわいそうなことだ。
けれど、やはり目は、決してそらそうとしない。その様に知らず、くつりと優等生らしからぬ笑みがおちた。それが、無性に楽しい。
せいぜい、俺の中の記憶に残るくらい、このまっすぐにひかれた線を踏み荒らしてごらんよ。出来るものなら。
COMMENT