かくざとう を ひとつ

ホタルブクロのはなことば。

下天の華感想こうはん。
全員の年齢設定をクリア後に見たんだけど、まさかの信長様が年下でふくざつな心境です……。いやそれよりもか光秀の３０歳にびびった。おまえ、意外と年いってんな……。
あの時代で１０代後半から２０代で正妻いないのぜったいおかしいと思うんだけど、つっこんだら負けだよね……。だいたい正室とか側室の話が出てきたら出てきたでなまなましくてちょっとやだから、まぁふぁんたじーだもんね。
ほたるちゃんとくっつくのが身分的にまずいなぁ、って話が出てくるのって信長様くらい……？まぁ信長様もそのへんすぐ立ち消えてたけど。
身分ちがいの切なさみたいなものを味わう系が思ってたより少なかったな、とは思った。桔梗姫、って身分があるのもあるけど。

あとねたばれの感想のつづき。

光秀様とは別の意味で、ほたるちゃんと秀吉さまはかなり正反対な性格をしている気がするんですけれど、それがむしろいいんだろうな、惹かれるんだろうな、っていう話でもあった。
ないものに惹かれて、それを肯定して、ってすごくいい話だったきがする。やっぱり信長様とは別ベクトルでカリスマがあるし、まぁ、人たらしだわなぁ。
家康様とか蘭とかのルートで、ほたるちゃんの優しさと受容にずぶずぶと二人がはまった感じと反対の現象だった気がする……。つまり秀吉さまの優しさにほたるちゃんが飲まれる感じ。めっちゃこわい。

まぁそんなだから正直、罪の華ではまったく胸も痛まずでした。
ただ目が、っていうのにもすごい驚いた。ふたりの関係性とか気持ちのすれ違いの部分には胸はいたまいけど、その「目」っていう一点に関しては妙に胸がいたんだ。あ、でも佐吉にののしられたのが妙にこたえたんだけど、佐吉…‥‥。
とはいえちょっと意外なエンドではあって、秀吉様ってきたない策を弄してまでほたるちゃんを、誰かを手元においておくタイプには見えなかったので。まぁほたるちゃんの命を守る、とかを考えれば必要な選択だった、ともいえるけど、嘘までついてしばりつける……の？へー、意外、っていうのが正直なとこです。
まぁでもその後ろに、「裏切られた」「憎い」っていう負の感情が見えなかった、というのも秀吉さんの罪の華えんどで胸が痛まない理由でもあったかな。

【のぶゆきさま】
どこまでも闇のふかいカウンセリング恋愛でした。
いや、もう、そうとしか言えない。
こじんてきな好みなんですけど、女好きともちょっと違う、紳士的なこなれた女性の扱い、みたいなのに全然もえないもので。前半がまったく興味なかったわけです。猫かぶってる頃ね。なかのひとつながりで遥か６のしゅうへいさんへの無関心さを思い出してしまう……。
そんなわけでかなり聞き流してしまっていたんですが、まぁ、その綺麗なころの信行様と接するほたるちゃんのきれいさにかなりイライラしつつ、どこかでずっと焦がれていた、と。そういうことなんですよね、きっと。

のぶゆきさま嫌いじゃないな、って思ったのは、本性出したあと、交流しに行って花をおいていくと「花ね…‥ふん」とか言いながら好感度がちゃんと上がるとことかな。
すごいいろんなものこじらせてこじらせてひねくれてしまったいるけれど、それって正直恋愛とか誰かの献身とか、そんなレベルでどうにかなる話じゃないほどの心の闇で。誰にもどうしようもできないあの絶望感はすごかった。
そしてほたるちゃんの献身っぷりがすごすぎて、君はこのおとこのどこがいいの？？？？？？？ってすごい問いかけたかった。まぁほっとけないのはわからんでもないけど。
罪の華エンドもなんていうか………うん……………ね………っていう、きもち。
もともと彼こころかなりこじらせてるので、罪の華えんどでほかのキャラみたいに決定的になにかを損なった、わけじゃなくて、立ち直る機会を逃した、ってだけなので。ふーん、そっか！っていう感じが一番つよかったかもしれない。
でも「あ、このひとほたるちゃん好きだったんだ」っていうのがはっきり見えたは見えたので、まぁ嫌いではないかな、と思った次第です。

とはいえ師匠やしのびのみなさんの態度を見てると、やっぱり根はそこまでおかしい人じゃなくて、兄に向けたあれこれがいびつなんだな、とは思うので。「風が……やまない……」って聞いた時、あ、これ完全に病気なひとだよ……とたいへんおののいた覚えがあるのです。
まぁ、無関心ではないけど、きっと幸せになってほしいかな、という気持ちには最終的になりました。

【ししょう】
わりとおまけっぽいのでけっこうあっさりだった気がする。
でもほたるちゃんのこと一番大切にしてるのって間違いなく師匠だと思うので、ほたるちゃんは師匠とくっつくといいと思う。ほたるちゃんのこと、忍びにしては根がきれいだし甘いし優しい、と思っていたけど。このおししょうに育てられたなら仕方ないな、っておもう。師匠、めっちゃ優しいし甘いし情にもろいもん。

師匠自身がほたるちゃんのことめっちゃ大事だからこそ、ほたるちゃんと安易にくっつこうとしないし、好き、かもしれないでとどめようとするあたりはたぶん相当愛だとおもう。まぁだからこそほたるちゃんがはちゃめちゃに押せ押せでいかないとどうにもならないんだろうな、ってとこがおいしいです。
なんかもうほたるちゃんが師匠のことすき！すき！っていう感じが可愛いし、ほかの攻略キャラには見せない甘ったれちゃんなほたるちゃんが死ぬほどかわいいと思う。ので、他の男どもはほたるちゃんがししょうに甘えてるのをうっかり見かけて嫉妬の炎に狂えばいいよ。まじで。

落ち着きのある師匠と可愛い若妻ほたるちゃんとか最高では……。
あと桧山さんのくーるぼいすが素敵だったので、もうししょうは言うことないです。
ぶっちゃけくっついてもくっつかなくてもほたるちゃんの中でししょうは特別で、師匠にとってもほたるちゃんは特別だから、どのルートでもおいしいよね。きっといつも見守ってるんでしょう……。あんまりほたるちゃんの道筋に口出しはしない、でも見守ってる、っていう感じ。いいなぁ。

【のぶながさま】
おおとりはのぶながさまであるべきですよねやっぱり……。
完全無欠のイケメンで、なんかもう何も文句のつけようがなかったです。もう、安心と信頼？イケメン？カリスマ？みたいな。慕われるのわかります……わたしもついていきたい……
あんなにかっこよくて堂々としてるのに、甘味好きとかなんなの？死角なしか？？？交流の時に毎回ほたるちゃんにおかしあげてるのが本当ほほえましくてかわいかったです……。たぶん小姓とかにも好かれてるんだろうね……。いやべつに甘味の話だけでなくて、このひとは「与える」ひとなんだろうなと思います。そこがすごいかっこいい。
他の皆様がほたるちゃんに絆される、とか惹かれる、とかそういう話なんだけど、のぶながさまはいろいろ通り越してもう運命とかいてですてぃにーな話だった印象です……。「魂ごと余のものだ」ってそうそういえねぇよ？？許されたものにしか言えねぇよ？？？

それにしてものぶながさまは罪の華もよかったですやっぱり……。でも信長様に失望の目でみられるってきっと想像以上にこたえるんだろうなぁ。それに耐えられなくて、ほたるちゃんはああなったわけで。斬り合いからなだれこむ感じすごい……なんかワイルドでよかったです。どこまでいっても救われない関係だし、ほたるちゃんに対してもう「自分を殺しにくる女」としてしか見てないだろうから、ちょっとかなしい。
ある意味では、一番きってもきりはなせない関係ではある。とも思えるから、やっぱり魂の半身なんでしょうか……と遠い目になる。

でもやっぱりいろんな意味でメインだなぁ、と思います。
暗殺未遂のシーンとか、あと本能寺での鳳凰とか。チートかよ。あそこでほたるちゃんが目覚めないバッドendとかあってもとても燃えたと思います。でもなんか、秀吉の時もだけど、ある意味それ以上になんの心配もなく、素直にほたるちゃんと信長様のやりとりが楽しめた気がいたします。ありがとうございます。
まぁ、難を言うなら文句がなさすぎてほんとコメントない、ってとこかな（笑