かくざとう を ひとつ

何かすきな歌詞を、と考えると何故かいつも真っ先に頭に浮かびます。

あなたのすきなわたし
って、なんて自己の無い残念なワードだろう、と思う反面、価値観が『あなた』にあって揺るがない様がとても潔くいとおしく感じるのです。

何事にも迷うのが３のつく年の定めといいますか、迷ってます。
いろいろなことに。
むしろなにひとつ決められず掴めずここまで来てしまった感がいなめないのです。
得たものよりも失うものにこそひとは尊さを覚えてしまうのでしょうが、それにしたってあまりにも。あまりにも。
かつて持っていた、であろう自意識とか、矜持は、どこへやったのでしょうか。
とりあえず忙殺されるということは、とてもはがゆくて辛いことなのだけは学びました。
世間様に比べればひどくゆるやかにすごしているのでしょうが、そうではなくて。ゆるやかに頚を絞められるとひとはそのことにすら気付かず死ぬのだと、そういうはなし。半端なこの状態に死ぬのです、きっと。

なんて贅沢なんだろうと思いながらも、それでもひとには贅肉がついてしまうもので。もともとストイックとはほど遠いわたくしには、そう思われてなら無いのです。

ていうはなし。

おもしろいはなしが読みたい。せつに。