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かくざとう を ひとつ

好きなものを好きなだけ。いっつふりーだむ。好きなものほど貶したい貶し愛がデフォ。

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こじらせ系


さて過日、世間一般では人生における重要な日と言われるいちにちを無事つつがなくおさめてまいりました。いろいろ思うこととかたくさんあったんですが、とりあえずそれはまた後日。

とりま、解放された喜びから乙女ゲームに手を伸ばしました。
当然だろ!!どうせ風邪ひいて寝込んでるし!!

ひっさびさにやりたくて『三国恋戦記』にいそしんでおります。
一回全部通してやって、めたくたはまったはずなのに、全然内容は覚えてなくてびっくりしました。やったのそんな前じゃなかったのになー?隠しに至っては存在を抹消していたレベル。いやすきだったけど。
漫画立ち読みしたら、超絶こじらせ系男子、孟徳さんが大変恋しくなった次第なのです。おかしいな、漫画のメイン玄徳さんだったんだけどね!

そういえば感想とか書いてなかった気がするので、以下感想。個別は下に収納。

全体的に三国志に疎くてもへっちゃらーな優しい仕様でとても助かります。戦いも赤壁のあたりの有名どこですし。
このゲームいろんなとこで言われている通り、とっても話が良い、何より主人公・花ちゃんがめたくた可愛い。言動が。めろめろですよ。
今思えばあんまり絵は綺麗なほうじゃないかもですけど、まぁそんなのね。いいよ。
あと基本的に攻略対象に下種とか屑とかいないのも素敵。みんなかわいい。年齢不詳だけど。

キャラでいうなら最愛はこじらせ丞相様ですが、設定でいうなら間違いなく師匠です。
師匠は、ずるい。ほんとずるい。
雲長さんもなかなか美味しい設定だなー、と思いますが、いやでもやっぱり師匠がな・・・・。




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〈丞相〉
大人余裕ない、こじらせ系。
最初の余裕ありありな大人テイスト、かつ子供心もきらきらで素敵!みたいなのから、後半の余裕のなさの落差が半端なかった。信用できないから閉じ込めちゃえ☆みたいな。ないよ。ないよ!?
しかも相手の理解を放棄して、ただ甘やかされるのに甘んじるとまさかの妾ハーレム入りエンドという乙女げーにあるまじき展開。恐ろしや。
個人的には、前半からなんとなくこわいなー、と思っていたので、件の放火は間違いなくやりやがった。と思った派です。わたし、花ちゃんみたいにこのひと信じられない(笑

このひとの話は、放火事件からの疑って~の流れがすごく好きです。あっこから本番だよね。
疑われて傷つくくせに、あそこで疑われていなければ、しょせん花ちゃんも可愛い妾のひとり、というのがなんともなんとも。そして花ちゃんを傷つける為に放った「優しくされていい気になってるだけでオレのことなんて好きでもなんでもないくせに」みたいなセリフは、すげーもろ刃のやいばですよね。一番信じきれてないところだっただろうから、そこを言って自分で傷つけてどうすんの、みたいな。

他人のことなんて、ずっと信じていないくせに、信じてほしい、なんて。丞相のわがままっぷりにはもう、驚き通り越していとしさがわきます。ばかだなー。でも立場が立場だから、そもそも信じてもらえることなんてなかったんでしょうね。なんていうか、彼の権威とかそういうのじゃなくて、感情みたいなものを。めんどくせーな、とプレイ中何度つぶやいたことか・・・。

一番年齢差があるのかなぁ?と思うけれど、一番依存性が高いのは丞相でしょう、間違いなく。裏もあるようでないような、でもやっぱり大人あざとく賢くしたたかに、しなやかに生きている。
ほんとに、森川さんはそういう役をやるのがとてもとてもお上手ですね!(笑顔


〈文若さん〉
 潔癖で苦労性なおひと。なんでか知らないけれどめちゃめちゃ好きです。たけぽんだからだろうか・・・・。
丞相のあとだとなんとなくインパクト薄目な感も否めないんですけれど、根がいいひとだからか、まっすぐなひとだからか、不安感はとてもない。真面目だから奥手っぽいけどへたれじゃなさそうだし。というか、丞相ルートでさんざんっぱら冷たくされてたので、デレられるとしてやったり感はんぱない。

なんていうかもう、ゲンデレもえですよねげんでれ。文若→←花にはなはだもえる。どっちも真面目でやや鈍感だから、こう、丞相じゃないけどまごまごする。あ、あと以前気にも留めてなかったみたいだけど、丞相に嫉妬するイベントやばい好きでした。ネックレスのくだり。あれあのあと文若さんが気にするから、って花ちゃんが外してたらもえる。

個人的には文若さんが花ちゃんを好きだと思ったきっかけがはなはだ気になるところ。やっぱり暗殺回避みたいなとこかな・・・・でもなんかそれ以前な気もするんだよね・・・・。前述の嫉妬イベント結構最初のほうだったし。そもこのひとなんで告白しようと思ったのだろう。わりと内におさめておきそうなタイプなのに。あれかな?帰っちゃうし、言っちゃえ!みたいな。

文若さんは、こう、懐に入るのには時間がかかるけど、入っちゃえば、みたいなタイプっぽい。なごむ。決定的な何か、が関係性を作るのではなく、ひごろのささいな言動行動をよくよく見ていそう。つまり、乙女げー的には面倒なこ、ってことですね!にこ!
だからか知らないけれど、恋人っていうかすっ飛ばして夫婦感がたまらない。
 
あと某丞相と違って、もし花ちゃんが本気で帰りたいって言ったらちゃんと現代へ返してくれそう。そのパターンのバッドエンドもちょっと興味ありありです。ツンデレだから、べ、別に帰ったらいいじゃない!ふん!全然気にならないんだからね!!っていいそう。(意訳
 

〈公瑾〉
しうとめさん。もう、なんてかそのひとこと。
確かわたし、初回プレイで何故だかいきなりこの人のルートに入ってえらいびっくりした覚えがあります。
なんていうか、カウンセリング恋愛(トラウマの克服的な)の醍醐味みたいな話ではあったかなぁ。っていうか、なんで仲謀軍のふたりはこんな喧嘩腰なの。公瑾さん相当ツンデレだよね。
胸のうちがざわざわするから遠ざけようと・・・・ってなんなんだそのべたーな理由。いい歳した大人だろ!!みゃー!!ってなる。

なんていうか、こう、ひねくれた大人が、じゅんすいな女の子の優しさとかまっすぐさに触れて、心救われる話ってすごい好きなはずなのに、なぜかそこまで燃え上がらなかった公瑾さん。
・・・・なんだろう。やっぱ、三英雄どこと比べちゃうとあれなのかな・・・・。いやでも文若さんは好きだよ。すごく。

一番すきなイベントは、過去から帰ってきて花ちゃんが公瑾さんに飛びつくとこ。一瞬抱きしめようとするけど思いとどまる流れがべたでまたよし。そして「離れていただけますか」の諏訪部ボイスがめちゃくちゃ良い!!
そして花ちゃんから告白される大変幸運なひとでもあります。うらやま。
そしてその返しが責任を取っていただきたい、ってお前(笑
公瑾さんは花ちゃんに関してはいろいろわかってます顔して、意外なところで裏切られてあわあわして・・・ってなっていればいいと思う。あと、やきもちの表し方が(琵琶の音とか、嫌味っぽくいったりとか)すごく好きです。

やっぱりこのゲーム、「過去に行くこと」がお互いに大きなターニングポイントになるので、なんだかすごい。それまでは反発しているけれど、危機的状況におかれて協力することで~ってことか。


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